バッテリー上がりは突然に
セルモータが回らない
駐車場にしばらく止めていたらセルモータが回らなくなっていた。
メータやらに電気は来ているようだったので、最初はこの夏の暑さでセルモーターがとうとうオシャカになったかと思った。
とりあえず、バッテリーを疑いモバイルジャンプスターターを持っていたのでそれで始動を試みてみた。
ジャンプスターターも効かない
ジャンプスターターを充電して戻って来るとキーレスエントリーまで反応しなくなっていた。
短時間でバッテリーが完全にあがってしまっていた。
ただのバッテリー上がりではない嫌な予感がしつつも、エンジンルームを開けてバッテリーにジャンプスターターを繋げてエンジンをかけてみる。
が、セルがちょっと動くだけでエンジンはかからない。
何度かやってジャンプスターターのバッテリーが切れてしまった。
何かがおかしい
この時点でセルモーターが怪しい気もするが何かがおかしい。
しかし、この日は電気系を調べるテスターを持っていなかったので、いったん作業を中断してそのままにして帰宅。会社の駐車場でよかった。
暗電流を測ってみる
前日になにかがおかしいと思っていたのでとりあえず暗電流を測ってみることに。
すると何も動いていないのになんと6A近くも暗電流が流れていた。
これではバッテリーがすぐに空になるのも当然でジャンプスターターも効かないわけである。
暗電流の原因は?
だんだん原因に近づいてきた。
ヒューズボックスを開けてヒューズを抜いていきながら暗電流を測定して原因を探っていくことにする。
すると、STOPのヒューズを抜いたときに暗電流が大きく下がった。
STOPのヒューズはリアのテールランプのヒューズなので、ヒューズを戻してテールランプのカプラーを外すと同じように暗電流が大きく下がった。
原因はテールランプだった。
テールランプのどこかがショートしているのかと思ったが、配線や電球が切れている様子はない。
原因がわからずディーラに持っていくしかないかと思ったが、いったん保留で作業を中断してまた帰った。
新犯人はお前か!
いろいろとネットなどで調べ直していくと1つ気になる症例を見た。
ブレーキランプをつけたり消したりするブレーキペダルにあるセンサーに使われるストップランプスイッチクッションというのが砕けてブレーキランプが点きっぱなしになるという症例だ。
翌日、もしやと思い運転席を調べてみるとビンゴである。
砕けた破片がマットの上に散らばっていた。
黒い部品に黒いマットだったので落ちているのに全く気づかなかった。
また、ブレーキランプが付きっぱなしなのに、もっと早くきづければよかったが昼間に調べていて全く見えていなかった。
交換パーツがない!
ようやく原因にたどりつけたが、このパーツのストックはないため発注。
発注したパーツ番号は90541-06036で大抵の車と共通のようだ。
https://www.monotaro.com/p/2649/8544/
しかし、メーカー在庫切れで届くのは1週間以上先であった。
仕方ないので応急処置としてテープをぐるぐる巻にして高さを調整して両面テープでストップランプスイッチクッションの代用として取り付けた。
ブレーキランプの消灯点灯が問題なく動くのを確認していったん帰宅。
修理完了
パーツが届いたので応急処置のテープとはおさらばして交換。
原因がわかってみると全く大したことがなかった。
ディーラーに頼んでいたら積車と原因調査の工賃でいくらかかっていたことやらである。
1個120円、1分で交換できる部品のためにエラくてんやわんやすることになった。